【バドミントン】ワールドツアーファイナルズ2023 志田&松山、渡辺&東野はどちらも接戦に敗れ準決勝敗退
12月16日に開催されたBWFワールドツアーファイナルズ(中国・杭州)4日目は、各種目の準決勝が行なわれた。日本勢は女子ダブルスの志田千陽/松山奈未、渡辺勇大/東野有紗が予選リーグを突破し、準決勝に進出。優勝をかけて、海外のライバルたちとの勝負に挑んだ。 ワールドツアーファイナルズ初優勝をめざして準決勝のコートに立った女子ダブルスの志田千陽/松山奈未。相手は、前日の予選リーグ・第3戦で1時間40分の激闘の末に敗れている韓国の李紹希(イ・ソヒ)/ペク・ハナ。志田/松山にとってはリベンジのチャンスがすぐにやってきた。 第1ゲームは、序盤からの競り合いを21-17で韓国ペアが制し、第2ゲームは17-16の接戦を志田/松山がモノにして、ファイナルゲームに突入。2日連続で1時間を超す勝負は、最終ゲームの前半に李紹希/ペク・ハナが一気に抜け出して10点差のリードを広げる。 志田/松山は、6-17と苦しい状況に追い込まれたが、ここから連続ポイントを重ねて差を詰めると、終盤は17-19までスコアを戻した。大逆転の可能性も見えた志田/松山だったが、最後は韓国ペアをとらえ切れずに18-21で敗戦。2時間を超える熱戦をモノにできなかった志田/松山は、無念のベスト4に終わった。 混合ダブルスは渡辺勇大/東野有紗が、予選リーグで黒星を喫した中国の馮彦哲(フォン・イェンジァ)/黄東萍(ファン・ドンピン)と再戦した。こちらも前日にファイナル勝負の接戦を繰り広げたが、準決勝も白熱したスコアを展開した。 第1ゲームから激しい点の奪い合いは、19オールから先に2連取した中国ペアが先制。渡辺/東野が苦しい状況に追い込まれると、第2ゲームも互いに主導権を譲らずに試合が進む。20オールまでもつれた勝負は、最後に再び中国ペアが2連取。21-23で敗れた渡辺/東野は、0-2のストレート負けを喫して準決勝敗退となった。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO