最近のキンタロー。を見ると腹を抱えて笑ってしまう…「前田敦子のものまね」だけで終わらなかった理由
島田珠代が鋭い分析
最近のキンタロー。の好調の要因については、10月1日放送の「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(テレビ朝日系)の中で、彼女の先輩である島田珠代が鋭い分析をしていた。 キンタロー。は、2人の娘を持つ母親である。島田も娘を持つ身であり、体を張ったギャグやパフォーマンスを売りにしていて、キンタロー。の芸風とも通じるものがある。 そんな島田自身は、娘を持つようになってから、娘が自分のことでいじめられたりからかわれたりすることがないように、今まで以上に強く生きないといけないと思うようになった。キンタロー。も子供が生まれてからその意識が芽生えて、芸がパワーアップしたのではないかというのだ。 最近のキンタロー。の活躍を見ていると、たしかにこれも一理あるような気がする。最初にブレークした頃からキンタロー。の芸には力強さがあったが、それが年々パワーアップしている印象はある。それは子供を守りたいという母性本能によるものなのかもしれない。 さらに言えば、キンタロー。は2024年3月に松竹芸能を退社して独立している。事務所に頼らずに自分1人で生きていかなければいけない立場になったことで、さらに意識が高くなっている可能性もある。 結婚、出産、そして独立。キンタロー。は芸人としても人間としても着実にステップを踏み、進化を続けているのだ。 ラリー遠田 1979年、愛知県名古屋市生まれ。東京大学文学部卒業。テレビ番組制作会社勤務を経て、作家・ライター、お笑い評論家に。テレビ・お笑いに関する取材、執筆、イベント主催など多岐にわたる活動を行っている。お笑いムック『コメ旬』(キネマ旬報社)の編集長を務めた。『イロモンガール』(白泉社)の漫画原作、『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)、『とんねるずと「めちゃイケ」の終わり〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論』(イースト新書)、『逆襲する山里亮太』(双葉社)『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』(光文社新書)など著書多数。 デイリー新潮編集部
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