恐怖与える言動禁止の条例 埼玉・朝霞つばさの党念頭
埼玉県朝霞市議会は10日、公職者や候補者が、他人の名誉を毀損したり他人に恐怖を与えたりすることを禁じる政治倫理条例案を賛成多数で可決した。提出した市議は取材に、政治団体「つばさの党」所属の市議が他の議員の自宅を訪問して動画撮影するなどの行為があったと主張。こうしたことを念頭に置き「歯止めをかけたい」と説明した。 条例は、公職者や候補者としての発言や情報発信で、嫌がらせや不当に圧力をかける行為なども禁止した。罰則はない。 市議会は10日、つばさの党の代表が逮捕された4月の衆院東京15区補欠選挙で関与を示す動画が確認できるとして、党所属の外山麻貴市議の問責決議案も賛成多数で可決した。