旅館運営の南知多観光ホテル大新(愛知)が 事業停止、自己破産申請へ
(株)南知多観光ホテル大新(TDB企業コード:400551447、資本金1000万円、愛知県知多郡南知多町内海一色68、代表内田新三氏、従業員10名)は、8月5日までに事業を停止し、田中亮次弁護士(弁護士法人太田川法律事務所、愛知県東海市大田町後田1054、電話0562-85-1707)に事後処理を一任、自己破産申請の準備に入った。 当社は、1951年(昭和26年)6月創業、88年(昭和63年)2月に法人改組された旅館運営業者。「南知多観光ホテル大新」の名称で営業を行い、温泉を備え内海海水浴場に近接し、幹線道路にも面していることから地元では相応の知名度を有し、1993年8月期には年収入高約2億9700万円を計上していた。 しかし、娯楽の多様化もあって内海海水浴場の集客力に減少傾向がみられることや新型コロナウイルスの感染拡大による観光客の減少で売り上げは低迷していた。また、過去の旅館設備などへの設備投資もあって借り入れ負担もあって余裕を欠いた資金繰りが続いていた。近時も同業者との競合などから集客は伸び悩み、2023年8月期の年収入高は約3200万円に落ち込み、設備の老朽化が進むなか、先行きの見通し難から今回の措置となった 負債は約3億5200万円の見込み。