【PFL】落日のピットブル兄、パトリッキーがミランダの猛攻に試合中に座り込む判定負けで3連敗
2024年6月21日(日本時間22日)米国ユタ州ソルトレークシティーハンツマンセンターにて『PFL 5: 2024 Regular Season』(U-NEXT配信)が開催された。先週、渡辺華奈が出場した女子フライ級&ヘビー級に続く、今回のリーグ戦はライト級とライトヘビー級で実施。 【写真】ミランダの右を被弾し、足が泳いだパトリッキー“ピットブル” 「レギュラーシーズン」はポイント制で争われ、勝ち点は、勝利=3P、ドロー=1P、敗北=0Pとなっており、その勝ち方が一本やKOのようなフィニッシュだった場合にはさらに、1Rなら+3P、2Rなら+2P、3Rなら+1Pのボーナス点が加算される。そのため、たとえば1RでKO/一本勝利をした選手は合計6Pを獲得する。2Rフィニッシュで合計5点、3Rフィニッシュで合計4点を獲得する。 各階級2試合を終えた時点で、ポイント上位4名が「プレーオフ」に進出が決まる。 4月12日の1回戦に続く、2カ月間隔でのレギュラーシーズン2回戦では、注目の元Bellator世界ライト級王者のパトリッキー・ピットブル(ブラジル)が出場した。 ▼ライト級 5分3R 〇ブルーノ・ミランダ(ブラジル)17勝5敗 154.6lbs/70.12kg 3点 [判定2-1]※29-28×2, 28-29 ×パトリッキー・ピットブル(ブラジル)25勝14敗 155lbs/70.30kg 0点 パトリッキー・ピットブルは、2023年のBellatorライト級GPでは一回戦で、緊急参戦のホベルト・サトシ・ソウザにTKO勝ちしたが、準決勝でアレクサンダー・シャブリーに判定負け。 2024年4月のPFL初戦でクレイ・コラードに2R TKO負けで2連敗中。勝ち点もO点に留まっており、プレーオフ進出のためには、1Rフィニッシュの6点か、2Rフィニッシュの5Pを目指す必要があるが、38歳で2カ月間隔の連戦にダメージの蓄積も危惧される。 対するミランダは、ROAD FCで連勝後、昨年のPFLでプレーオフに進出。準決勝で優勝したオリバー・オービン・メルシェに2R TKO負けした。今シーズンの初戦は元Bellator王者のブレント・プリマスに2Rリアネイキドチョークで一本負け。パトリッキー同様に0Pのまま2戦目に臨む。34歳。 1R、グローブタッチから。ワンツーで詰めたパトリッキー。右を合わせたミランダに、パトリッキーは足が若干泳ぐ。しかしパトリッキーは左右を打ち返して前に! 金網背にしたミランダだが、サークリング。 左ミドルを入れるミランダにワンツーのパトリッキーはダブルレッグテイクダウン! 上体を起こしたミランダに金網を押し付けてギロチンチョーク! さらにマウントも、ミランダは抜いて立ち上がり。そこに首相撲ヒザを突くパトリッキー。 離れたミランダはステップ。残り1分30秒。右突くミランダにパトリッキーの右アッパーは空を斬る。右カーフを当てたパトリッキーは右前蹴り。右を返すミランダ。残り30秒。後ろ廻し蹴りは空振りのパトリッキーは右カーフを当ててゴング。両者ともに1Rフィニッシュのクイック6獲得ならず。 2R、ミランダのローに左右をまとめるパトリッキーは右カーフ。ミランダの打ち返しはかわして右跳びヒザをかすめる。右ローを当てるパトリッキー。左ミドル、右ローを返すミランダ。 右前手フックのパトリッキーに、左でバランスを崩すミランダ。すぐに立つパトリッキーが追うと、左右に回るミランダに、一瞬、パトリッキーは両手を下げる。 ミランダの右にワンツーのパトリッキー。右はまだ遠い。跳びヒザで前に出るパトリッキーだが、ミランダのラッシュで後退。金網背に右を打ち返すが、ミランダの右を被弾。腹も効かされバランスを崩しながら前に出てゴング。 3R、パトリッキーの蹴りがローブローとなり中断後、再開。右ローのパトリッキー。ミランダも右ハイ。ワンツーの右を突くパトリッキーに左右ラッシュのミランダはボディ。回るパトリッキーはカウンターのダブルレッグテイクダウン! ミランダに背中を着かせて右で差してマウント! バックを向きそうになったミランダの背中を獲りに行くが、ミランダは再び正対。下から抱きついてブレーク待ち。ブレーク。 消耗が見えるパトリッキー。ミランダにダブルレッグに入るも切られてすぐには立ち上がれず。 立ち上がったパトリッキーは、ヒザ着きのシングルレッグへ。ここも切られると正座してしまう。ミランダが離れるとレフェリーがパトリッキーを立たせる。 跳びヒザで前に出たパトリッキー。ミランダが胴廻し回転蹴りでゴング。パトリッキーはケージに両手をかけて疲労困憊。1Rはパトリッキーも、2、3Rはミランダのラウンドに。判定はなぜか2-1に割れて(29-28×2, 28-29)でミランダが勝利も両者プレーオフ進出ならず。パトリッキーは3連敗となった。
【関連記事】
- 【PFL】パトリッキー“ピットブル”が予選敗退、カサンガナイがネドーに逆転TKO勝ち! ライト級プリマスvs.コラード、武田光司破ったラバダノフvs.デュフォートも
- 【UFC】平良達郎が米国『MMA HOUR』に出演「パントージャ、僕と日本で戦ってくれませんか?」「朝倉海選手のUFC参戦を楽しみにしてる」、朝倉海は「誰とでも戦う準備はできている」
- 【KNOCK OUT】五味隆典が鈴木千裕KO葬に自信「自分でも初めてだね、これだけ殺気のあるパンチは。アゴが折れてもパッキャオと出来るならやってみろ」
- 【Level-G】“究極の足関対決”は須藤拓真が今成正和から足関節でタップ奪う!
- 【PFL】渡辺華奈、勝負かけるも最終回残り8秒で敗れる、カモーシェと死闘リベンジならず