よしもと芸人と高校生で劇団 来年1月、SDGsを題材にした喜劇を演じる 埼玉・鴻巣で「こうのとりふるさと劇団」発足
埼玉県鴻巣市は来年1月25日、クレアこうのすでSDGs(持続可能な開発目標)をうたう「こうのとりSDGsフェスティバル」を開く。メイン企画として、吉本興業のよしもと芸人と高校生によるSDGsを題材にした喜劇を演じるための「こうのとりふるさと劇団」を22日、発足させた。 はなわさんも登壇 「埼玉県のうた」「咲きほこれ埼玉」など披露、会場を一体に 渋沢栄一の理念を武器に…埼玉の魅力発掘や課題解決へ
訪れた芸人たちは、ハイキングウォーキングの松田洋昌さんと鈴木Q太郎さん、マツコ・デラックスさんの物まねで知られる北条ふとしさん。高校生たちは、鴻巣高校演劇部部長の平井みさきさん(2年)と同部員の橋本燎介さん(3年)ら。鴻巣女子高校演劇部は試験のため欠席した。 同市は、コウノトリをキーワードに人にも生き物にも優しいSDGsを推進し、昨年5月、内閣府から「SDGs未来都市」に選定された。劇団発足に寄せて並木正年市長は「SDGsの17の目標を市民に知ってもらうことが大きな目的。演じる喜劇の中でアピールしてほしい」と期待した。 高校生と芸人たちの歓談は和気あいあいムード。平井さんは「プロの方々と喜劇を演じるのが楽しみ。クレアこうのすは桶川東中学校の時の吹奏楽演奏以来」とにっこり。橋本さんは「演劇部は24人。19人が参加する予定。頑張ります」と意気込んだ。 余興で、Q太郎さんがコーラの一気飲みをした後、SDGsの17の目標を読んだ。三郷市在住の北条さんは子役時代に夏目雅子さんのドラマに出た話をした。松田さんは「いま桶川市に住んでいる」と紹介し、鴻巣市との親近感ぶりを話していた。