「昭和」な店の至る所に「中・東欧」「北欧」の蒸留酒が並ぶ『BAR 頻伽』 「ワイン」を「ジョージアの煮込み」と合わせて旅気分
全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・阿佐ヶ谷のバー『BAR 頻伽(びんが)』です。 【画像ギャラリー】ジンやアブサンがよくわからなくても安心 注文のハードルが下がる愛情の説明書き
店主の酒への愛情が訪れた酔客の心を遠い異国に誘う
1956年創業のスナックを受け継いだ店内は昭和の雰囲気のまま。店の至る所には、中・東欧や北欧のマニアックな蒸留酒が並ぶ。いくら中央線のバーカルチャーがディープといえど、度を越していないか? しかし、尻ごみするべからず。店主・さちさんがニコニコと話すお酒への愛を聞けば、未知のスピリッツへの興味がグッと湧く。「レコードと酒の収集が趣味なので、アナログを買うようにお酒も買っちゃいます」 ビーツのシュクメルリ 1000円 × アワー・ワイン ルカツィテリ アクホエビ(グラス)1100円 そのさちさんが、どハマり中なのがジョージア。素焼きの甕を地中に埋めて発酵させるクヴェヴリワインを頼めば、トークのボルテージは最高潮に達する。 その話を聞きつつ、端正な飲み口のアンバーワインをジョージアの煮込みと合わせれば、まるでかの地を旅した気分になるから不思議だ。
東京・阿佐ヶ谷『BAR 頻伽(びんが)』
[住所]東京都杉並区阿佐谷南2-20-4 [電話]なし [営業時間]19時~24時LO [休日]不定休(SNSにて告知あり) [交通]JR中央線阿佐ヶ谷駅南口から徒歩4分 おとなの週末2024年5月号は「銀座のハナレ」 撮影/西崎進也、取材/岡野孝次 ※2023年12月号発売時点の情報です。