環境配慮 新型車両 ディーゼルHB式・JR東 東北線、釜石線で来年度導入【岩手】
JR東日本は、2025年度下期に東北線花巻―盛岡間と釜石線花巻―釜石間で、ディーゼルハイブリッド(HB)式の環境に優しい新型車両16両を導入する。環境への負荷を軽減し、快適で利用しやすい車内と安全・安定輸送の実現を図る。 導入するのは、ステンレス製の「HB―E220系」。ディーゼルエンジン発電機と蓄電池の2種類の動力源を、単独あるいは組み合わせて動力を発生させるハイブリットシステムを搭載しており、排気中の窒素酸化物(NOX)、黒煙などの粒子状物質(PM)を低減させる。 従来のエンジンの回転力をトルクコンバータ(液体変速機)と減速機で動力を伝達する液体式の「キハ100系」と「キハ110系」の現車両が、製造から30年以上が経過し老朽化していることから、環境対策も考慮し導入を決めた。