浅井鉄工など9社認定 豊田ものづくりブランド
【三河】豊田ものづくりブランド推進協議会(三宅英臣会長=豊田商工会議所会頭)は2024年度の「豊田ものづくりブランド」に9社を認定し29日、豊田商工会議所で認定式を行った。市内中小製造業の優れた技術や製品を発掘、認定し、企業の発展やものづくりレベルの向上、イメージアップにつなげる。認定企業はパンフレット作成や展示会の出展支援、市の事業補助金限度額の引き上げなどのサポートを受けられる。 認定企業は、①工場の安全柵がストレッチャーに早変わりする「セーフティフェンス・ストレッチャー」(浅井鉄工)②静音・低振動エアーハンマー(アピュアン)③介護予防になるシニア用自転車(サギサカ)④特殊包装機によるシート形状シリカゲルの加工技術(シーウエーヴ)⑤真空方式の加飾成形加工システム(福岡合成)⑥独自コイルで複雑・特殊な形状に対応する高周波焼き入れ(三河電波工業)⑦移動式スクラップコンベアー(メック)⑧微細工具を活用した高精度切削加工技術(友新精機)⑨プレス金型製作のデジタル領域ワンストップサポート技術(ワード技研)の9社。
ブランド認定は14年の開始から累計90社。三宅会長は「自動車産業が変革期を迎え大変な時代だが、ピンチをチャンスに変えられれば先は明るい。今後もブランド認定を継続し、販路拡大などを支援していく」と語った。