記念すべき初の評価額! 20年前の日本人、市場価値ランキング6位。当時で2億超え…。日本名門のレジェンド
当サイトでもデータ元として参照している「トランスファーマルクト」。そこで市場価値の査定が始まったのは今から20年前の2004年に遡る。欧州でプレー経験のある日本人選手が対象となった市場価値だが、果たして、最初についた市場価値で最も高額な日本人選手は誰だったのだろうか? トップ10の選手たちをランキング形式で紹介する。
6位:柳沢敦(やなぎさわ・あつし) 生年月日:1977年5月27日 所属クラブ:メッシーナ(イタリア) 市場価値:150万ユーロ(約2億4000万円) 現在は鹿島アントラーズのユースチームの監督を務めている柳沢敦(150万ユーロ/約2億4000万円)が6位にランクインした。 2001年からトルシエジャパンの一員に定着し始めた柳沢だが、同年の国際親善試合で大きなインパクトを残している。それはイタリア代表をホームに迎えた一戦での出来事。アレッサンドロ・ネスタやファビオ・カンナヴァーロなどカテナチオ全盛期とも言えるメンバーが揃っていたイタリアを相手に、柳沢は先制ゴールをあげてみせた。 相手ペナルティエリアの外でボールを奪った稲本潤一が左サイドからゴール前にクロスを送ると、右足のアウトサイドで捉えた柳沢のボレーはジャンルイジ・ブッフォンの頭上を超えてゴールに吸い込まれていった。 その調子のまま、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)でも日本代表のベスト16という成績に大きく貢献すると、世界を肌で感じた翌年にはイタリアのサンプドリアに期限付き移籍を果たすことになる。 だが、イタリアで過ごした3シーズンではメッシーナ時代にあげたカップ戦の1得点のみに終わり、日本に復帰してからは古巣の鹿島、京都サンガF.C.、ベガルタ仙台を渡り歩き、2014年のシーズンを最後に引退。現在は若い世代の育成に励んでいる。
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