【箱根駅伝】青学大・原監督が「若乃神」を絶賛 往路全体には「もう少しね、楽にできる場面もあった」と“苦言”も
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走 往路(2日、東京・大手町読売新聞東京本社前-神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場入り口=5区間107・5キロ) 青学大が2時間20分1秒(速報値)で2年連続7度目の往路優勝を果たした。5区・若林宏樹(4年)が箱根山中で中大を逆転。「若乃神」と名付けられた男が激走で常勝軍団の優勝を大きくたぐり寄せた。 レース後、原晋監督は若林の走りについて「最後、若林が『若乃神、ここに降臨』という形で頑張ってくれました」と、大仕事を成し遂げた教え子の奮闘をたたえた。 中大に4区まで先行されながらの逆転は初優勝した91回大会以来。それについては「本当はね、1区とか、3区とかもう少しね、楽にできる場面あったんですけども…。」とチクリ。続けて「まあ駅伝というのはトータルで戦うものでございますので、5人よく頑張ってくれました」と大声で叫び、総合力の勝利を強調した。 往路優勝のコメントを求められ、最初に能登半島震災の被災者について語った指揮官。「まだまだ苦しまれている多くの被災者の方に少しでも元気を走りを通してお届けする、そういう思いで本日戦ってまいりました。苦しい場面ありましたけども、能登の皆さんからとりましては決して苦しい場面ではない」と箱根路を走ることができる喜びをかみしめていた。3日の復路では2年連続の総合優勝に挑む。
報知新聞社