お色気と演技力に期待、連ドラ初主演・沢口愛華は “元グラドル女優たち”の快進撃に続けるか
元グラドルの女優が天下を取る時代
そもそも芸能界において、グラドル時代を経て俳優に転身するパターンは定番となりつつある。たとえば今や国民的女優の1人である綾瀬はるかは、2000年に「ホリプロタレントスカウトキャラバン」の審査員特別賞を受賞してデビューしたが、2004年に映画『世界の中心で、愛をさけぶ』でブレイクするまで精力的にグラドル活動を行っていた。 また倉科カナは「ミスマガジン2006グランプリ」でデビューし、グラドルとして人気を博した後、2009年のNHK朝ドラ『ウェルかめ』をきっかけに役者へと転向している。 この2人はデビューから数年しかグラビア活動をしていないが、グラドルクイーンとして一時代を築いた面々も次々と俳優への転身に成功している。その代表格といえば、かつて芸能事務所「イエローキャブ」に在籍していた小池栄子やMEGUMI、佐藤江梨子の3人だ。 なかでも小池は絶好調で、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にて“尼将軍”北条政子役を演じ、その貫禄すら感じさせる演技によって注目を浴びたばかり。ほかにも2023年放送の『コタツがない家』(日本テレビ系)で主演に抜擢されたり、7月3日から放送が始まった『新宿野戦病院』(フジテレビ系)で仲野太賀とW主演を務めたりと、さまざまな話題作で引っ張りだこになっている。 なぜ元グラドルが役者として大成するのかといえば、知名度の高さはもちろん、画面映えするプロポーションのよさも理由の1つだろう。また長くカメラの前に立ってきた経験から、自然と人目を意識して動けるようになる……という強みもあるのかもしれない。 沢口が役者としてブレイクできるのかどうか、『サバエとヤッたら終わる』はその未来を占う作品にもなりそうだ。
キットゥン希美