元“東大医学部のプリンス”水上颯が振り返る『東大王』とQuizKnock「伊沢さんとまじめに話し合うことも…」
『東大王』でより強くなった伊沢・鶴崎との絆
──過去の話に遡りますが、水上さんがQuizKnockと関わるようになったのはどういうきっかけでしたか? 水上 立ち上げ以前に、運営会社であるbaton代表取締役の衣川(洋佑)さんと知り合う機会があって、伊沢さんがQuizKnockを作るという段階でお誘いいただいて、ライターとして何本か記事を書いたという感じですね。 ──伊沢さんは開成高校時代の1年先輩ですが、当時から親しい間柄だったのでしょうか。 水上 伊沢さんは高校のクイズ研究部の先輩でしたが、実は1個上の学年と僕らの学年があまり仲よくなかったこともあって、伊沢さんとはあんまり関わりがなかったんです。僕自身は中高一貫校に高校から入った人間でもあるので、上の学年に対して取り立てて反目する感情を持っていたわけではなかったんですけど、学年によってカラーが分かれていたのか、交流が少なかったんです。 だから、『東大王』に出ているときが一番しゃべっていたと思いますね。共通の趣味であるヒップホップの話もしましたし、次の収録に向けて改善しなければいけないことをまじめに話し合うこともありました。 ──『東大王』では、ある種のライバル関係のような構図が演出されていた場面もあったと思います。 水上 テレビ的な演出もありましたが、「東大王チーム」のリーダーが僕で、「芸能人チーム」のリーダーが伊沢さんだった1年間くらいは、たしかにライバルの意識は少しあったかもしれません。 「芸能人チーム」に移行してから、後輩にまったく容赦せずにクイズに答えている伊沢さんに対しては「薄情な人だ」と思ってましたね(笑)。 ──『東大王』でも共演していた鶴崎(修功)さんとは、仲のよさが垣間見える関係でした。 水上 東大クイズ研究会の同期の中では一番仲がよかったんじゃないですかね。大学からクイズを始めたメンバーの中でも、特にがんばっている子だなっていう印象がありました。 鶴崎はいつも自然体だから、『東大王』に出演しているときも変なコメントをしていることが多くて、隣にいる僕はいつもヒヤヒヤしてましたけどね(笑)。それがおもしろいところでもあり……キャラは立ってますよね。
【インタビュー全文が読める!】水上颯「QuizKnockには“長く”続いてほしい」
現在発売中の『Quick Japan SPECIAL:QuizKnock「僕たちの現在地」』では、水上ソロインタビューの全文を公開。今改めて思うQuizKnockの功績や、テレビとの違い、現メンバーに送る貴重なメッセージも。そのほか、同じく『東大王』で活躍していた林輝幸、QuizKnock元メンバー・こうちゃんのソロインタビューも収録されている。
文=原航平