埼玉県ふじみ野市、水道料金を改定へ 改定率は約23.4％
埼玉県ふじみ野市は、適切な料金収入の確保のため水道料金の改定を行うことを発表した。
同市の水道料金収入においては、供給単価と給水原価の関係を示す料金回収率（供給単価／給水原価）が100％を下回る状況が続いており、適切な料金収入の確保が課題に。
このような中、組織定数や事業の見直しなどによる人件費および経費の削減などを行い、県内事業体と比較しても安価な水道料金を維持していたという。
しかし、施設・管路の老朽化の進行から配水池耐震補強事業や老朽管（石綿管）更新事業などの更新事業に多額の事業費が必要であることに加え、原油価格の高騰などによる動力費の増加が費用を圧迫しており、経営環境は厳しさを増している状況にあることから水道料金の改定に至ったとしている。
なお、消費税率の改定によるものを除くと合併後の料金統一（平成20年4月）以後、初めての改定となるとのことだ。
■概要
【改定率】 約23.4％
【適用】 令和6年10月1日に改正条例を施行予定。 令和6年12月以後の検針分から改正後の水道料金を適用。
【水道料金の新旧対照】
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