「ボールを持つことにフォーカスしすぎた」

右ウイングバックで62分までプレーした堂安。(C)SOCCER DIGEST

［北中米W杯アジア最終予選］日本 １－１ オーストラリア／10月15日／埼玉スタジアム2002 【画像】日本代表のオーストラリア戦出場15選手＆監督の採点・寸評を一挙紹介！ ２選手に７点の高評価。MOMはキレキレだった13番 　日本代表は10月15日に行なわれた北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第４節で、オーストラリアと埼玉スタジアム2002で対戦。１－１のドローに終わり、今予選での連勝が３で止まった。 　序盤から、オーストラリアの堅牢を崩しきれなかった日本代表は、58分に谷口彰悟のオウンゴールで先制される苦しい展開。76分に途中出場の中村敬斗のクロスがオウンゴールを誘発して追いついたものの、勝ち越し点は奪えなかった。 　右ウイングバックでプレーした堂安律は試合後、「僕たちがやりたい崩し方をさせてもらえなかった。相手が戦術的に守ってきたなという印象」と試合を振り返った。 「ちょっと後ろが重かった印象もありますし、わざわざ３枚４枚で回さなくても、ハーフウェイラインを超えられるのに、後ろに居続けたところもありました」 　森保ジャパンの10番は、「押し込んでからも、アイデアが圧倒的に足りなかったですし、『今日、誰か枠内シュート打ったっけ』みたいな雰囲気は俺らの中でも話してますし、そこは課題ですね」と猛省した。 「ボールを持つことにフォーカスしすぎたのかな。あくまでも点を取るしかないスポーツでもっとゴールに向かうべきかな、と思います」 　チーム全体として、ゴールに向かう姿勢が不足していたと考えているようだ。 取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）