「逃げ場のない火祭」としても知られる、大阪「吹田の火祭」が今年も開催 護摩の煙を受けて厄除け
大阪のお寺「常光円満寺」(大阪府吹田市)で2月11日、「吹田の火祭」と呼ばれる伝統行事『柴燈大護摩法要』が開催される。 【写真】煙で周りが真っ白になる様子 約1300年の歴史があり、足利将軍の菩提寺である「常光円満寺」。年に一度の『柴燈大護摩法要』は、願いを込めた「護摩木(ごまぎ)」を不動明王の智慧の炎で燃やして、その年の厄除けと無病息災を祈る伝統儀式として受け継がれている。 ビルに囲まれた街中の小さな境内で、高らかに燃え上がる炎を間近で見られることから「逃げ場のない火祭」としても知られる。厄除けになると言われる護摩の煙は風下だとダイレクトに受けるため、参拝者から毎回大きな歓声があがる様子も名物のひとつ。なお、炎の周りは煙の香りや灰がとんでくるので汚れてもよい服装がおすすめだ。 また、本堂内では僧侶が参拝者1人ひとりをお清め(無料)、大広間ではお茶席で抹茶の接待(100円)が体験できる。そのほか、四国八十八ヶ所のお砂踏み会場(10カ寺)、豪華景品が当たるハズレなしの『大抽選会』といったイベントも実施される。 誰でも自由に参拝でき、護摩木は1本500円。日時は2月11日・朝10時45分~昼1時。場所はJR・阪急吹田駅より徒歩5分(駐車場なし)。