通行止めの京奈和自動車道・紀の川IC出入り口、12月に通行再開へ
京奈和自動車道の紀の川インターチェンジ(IC)=和歌山県紀の川市=で路面にひび割れが見つかり、IC出入り口の通行止めが続いている問題で、国土交通省和歌山河川国道事務所は6日、復旧工事が予定より早く進み、12月に通行再開する見込みになったと発表した。工事は今年5月に着手し、約1年かかるとしていた。同事務所は「台風や雨の影響を見込んでいたが、影響がほとんどなかった」と説明している。 同事務所によると、昨年12月、ドライバーからの通報を受けて全長約90メートルのひび割れを確認。ICの出入り口を通行止めとした。同ICはため池の一部を埋め立てて建設しており、盛り土内に地下水がたまりやすい形状で、昨年11月にため池の水を抜いたことなどで盛り土の状態が変化し、路面に亀裂が生じたという。復旧工事の方法は、有識者らでつくる対策検討委員会が決定。ICの盛り土を軽いものに入れ替えるなどしていた。今月1日に開いた同委員会で、状況を確認した上で12月中の通行再開が了承されたという。 同事務所は、具体的な通行再開日について、今後の工事の状況をみて決めるとしている。