長野の山林で男性死亡、クマか 顔や背中に大きなひっかき傷
21日午後0時40分ごろ、長野県信濃町野尻の山林で「獣道に倒れている男性を見つけた」と110番があった。男性は新潟県糸魚川市筒石の会社員小林安浩さん(58)で、顔や背中に大きなひっかき傷があり、その場で死亡が確認された。長野県警はクマに襲われた可能性があるとみている。 県警によると、小林さんは20日、勤務先に「仕事で野尻湖付近に行く」と伝えたまま戻らず、家族が行方不明届を出していた。同僚が付近を探し、倒れているところを見つけて通報した。県警などは周辺の住民に注意を呼びかけている。 現場は上信越自動車道信濃町インターチェンジ(IC)から北約3キロの山林で、長野と新潟の県境付近。