ソフトバンク柳田悠岐に代わり3番、栗原陵矢「難しいけど自分なりに一生懸命」…3安打3打点猛打賞
ソフトバンク5―1オリックス(26日)――ソフトバンクが7カード連続の勝ち越しを決めた。一回、栗原の2ランで先制。大関が8回1失点で5勝目を挙げた。オリックスは太田のソロの1点のみだった。 【写真】1回1死1塁、先制の2ランを放つ栗原
「柳田さんが離脱して、難しいけれど自分なりに一生懸命やってる途中です」。けがで長期離脱したソフトバンクの柳田に代わり、6月から3番を任されている栗原がこの日、ヒーローとなってこう語った。初回に先制アーチをかけると、3安打3打点で猛打賞をマーク。クリーンアップとして存在感を放っている。
一回一死一塁、東の変化球を捉えると、打球は右中間スタンドへ。先制の2ランとなった。三回には内野安打、七回には左中間への適時二塁打を放った。
開幕してから柳田、山川、近藤と主軸が続々と結果を残す一方、一時は打率が1割前後になるほど不振に陥った。「自分だけ置いていかれている感じがしていた」という。
そんな中で、試合後も一緒に練習していた近藤や山川とじっくり話し込んだ。「あのスイングだと真っすぐも打てないし、変化球も拾えない」と近藤からアドバイスを受け、スイングの改善に取り組むと、調子が上向いた。
「だめな日があっても変わらずに(改善したスイングを)続けられていて、迷いは少ない」と手応えを口にする。2021年に21本塁打を放った好打者が本来の実力を発揮している。(平島さおり)