フューリー「ヤツを棺桶にぶち込む」ウシク「全ては明日分かる」 ヘビー級頂上決戦第2弾、あすゴング
◇プロボクシング WBA・WBC・WBO世界ヘビー級タイトルマッチ 3団体統一王者 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)<12回戦>WBA2位・WBC1位・WBO1位 タイソン・フューリー(英国)(2024年12月21日 サウジアラビア・リヤド) 約7カ月ぶりの再戦となるプロボクシングWBA・WBC・WBO世界ヘビー級タイトルマッチの公式計量が20日(日本時間21日)に行われ、3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)は226ポンド(約102.5キロ)、挑戦者の前WBC同級王者タイソン・フューリー(36=英国)は281ポンド(約127.4キロ)をマークした。 ニット帽を被り、上だけ脱いだTシャツ姿で計量台に上がったウシクは、5月の初戦から1.1キロ増加。一方、キャップを被りダウンジャケットも脱がなかったフューリーはガムをかみながら計量を行い、前回より約8.6キロ重い自己最重量を記録した。前日19日(同20日)の公式会見では11分以上のフェースオフを繰り広げた両者だったが、計量後に向き合ったのは5秒足らずで、すぐに正面を向いたフューリーはシャドーボクシングでアピール。ウシクはさっさと背を向けた。 ウシクは別れ際にフューリーから「これは戦争だ」と告げられたと明かし、「明日話す。お互いパフォーマンスをするだけ。全ては土曜(21日)の夜に分かる」とコメント。今回は口数の少ないフューリーは「とんでもない苦痛を与えてやる。ヤツを棺桶にぶち込む」と言い放った。 5月の初戦ではウシクが2-1で判定勝ち。フューリーからWBCのベルトを奪って史上初となるヘビー級4団体王座統一に成功し、クルーザー級と合わせて2階級で4団体統一を成し遂げた。フューリーとの契約には再戦条項があり、ウシクは指名試合を回避するためIBF王座を返上。今回は3つのベルトの防衛戦となる。