名古屋で「スーパークールビズ」キックオフイベント 百貨店スタッフによるファッションショーも/愛知
クールビズをさらに軽装化する、「スーパークールビズ」が6月1日から始まり、キックオフイベントが名古屋で開催された。同イベントは東京含む4都市で先行して行われ、名古屋ではジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅)を会場にして開催。環境省、日本百貨店協会が主体となり、今年のクールビズファッションをアピールした。 環境省が推進するクールビズは2005年に始まり、冷房時の「室温28度でも快適に過ごす」ことを目的に活動、呼び掛けを行っている。2011年には、「更なる軽装の奨励」や「勤務時間の朝型シフト」など、ライフスタイルの変換を提案するスーパークールビズを実施。以降クールビズの更なる定着、進化を図ると共に、各主体によるクールビズの取り組みを共有し、拡散させている。
名古屋で行われたキックオフイベントでは、東海エリアの百貨店10社の男女スタッフ20名がモデルとなって、スーパークールビズに合った服装を提案するファッションショーを開催。麻素材や通気性の良い服装に身を包んだスタッフが登場し、各百貨店がお薦めするクールビズファッションを紹介した。 ジェイアール名古屋タカシマヤは30代、20代それぞれのビジネススタイルに合ったファッションを提案。素材や配色、トレンドを意識し、働くシーンや立場によって多種多様化をみせるクールビズスタイルを披露した。名古屋三越は、男性にカラーショーツをコーディネートした、大胆なファッションを一押し。見た目にも涼しげなトレンドカラーを採用し、オンとオフのどちらにも使える一着を薦めた。 環境省・中部地方環境事務所長の池田氏は「暑い名古屋を過ごすためにも、百貨店が提案するファッションを参考にしてもらえれば」と説明。株式会社ジェイアール名古屋タカシマヤ常務取締役の宇都宮氏は「女性の方もTPOに合ったクールビズを取り入れ、洋服だけではなくバックやアクセサリーなど、女性ならではのファッションを百貨店で楽しんで欲しい」と呼び掛けた。