プロでも観たかった…“甲子園のスター”だった天才投手(5)マー君が控えで“全国制覇”も
第106回全国高等学校野球選手権大会は、京都国際(京都)の初優勝で幕を閉じた。今夏も、数多くの高校球児が聖地で躍動。中には、一躍プロ注目選手に名を上げた逸材も現れた。一方で、過去には夏の甲子園で華々しい活躍を見せるも、プロの世界に進まなかった選手も少なくない。ここでは、プロ入りしなかった天才投手を紹介したい。
松橋拓也(駒大苫小牧)
2004年、2005年夏と北海道勢初となる甲子園連覇を成し遂げた駒大苫小牧。2005年夏に田中将大(現:楽天)との2枚看板で全国制覇に貢献したのが、松橋拓也だ。 駒大苫小牧では1年春からベンチ入りし、2年夏の甲子園準決勝・東海大甲府戦で聖地デビュー。3回途中3失点で降板となったが、最速147キロを計測するなど、能力の一端を示した。 エースナンバーを背負った3年夏の甲子園では、2回戦・聖心ウルスラ戦で2安打完封勝利を記録。 さらに、京都外大西との決勝でも先発マウンドに上がり、5回途中1失点の好投。最後は1学年下・田中との継投で史上6校目の夏連覇に大きく貢献した。 高校卒業後は明治大学に進学。しかし、故障もあって公式戦での登板は叶わず。大学卒業を機にユニフォームを脱ぐ決断を下した。
ベースボールチャンネル編集部