FA補強の”超目玉”に…争奪戦で移籍したFA戦士(3)巨人が”獲得調査”も…?
プロ野球は、オフシーズンに毎年フリーエージェント(FA)移籍が大きな注目を集める。昨オフも西川龍馬がオリックス、山﨑福也が日本ハム入りを決断したが、移籍先の球団以外にも、複数球団が獲得に乗り出していた。ここでは、争奪戦の末に移籍したFA戦士を紹介したい。
森友哉
・投打:右投左打 ・身長/体重:170cm/85kg ・生年月日:1995年8月8日 ・経歴:大阪桐蔭高 ・ドラフト:2013年ドラフト1位 球界屈指の“打てる捕手”森友哉も、FA宣言時に争奪戦となった1人だ。 大阪桐蔭高から2013年ドラフト1位で埼玉西武ライオンズに入団。高卒1年目から一軍で結果を残すと、翌2015年にはレギュラーを奪取。同年は指名打者(DH)と外野のポジションで起用され、打率.287、17本塁打、68打点と早くもプロの舞台で躍動した。 その後も順調にステップアップし、2018年からは正捕手格となった。翌2019年には打率.329、23本塁打、105打点と傑出した数字をマーク。捕手としてNPB史上4人目となる首位打者に輝き、最優秀選手(MVP)も受賞した。 攻守の要として活躍を続けた森は、2022年オフにFA権を行使。同年は故障もあって102試合出場、打率.251(規定未満)、8本塁打とやや寂しい成績だったが、これまでの実績が高く買われ、複数球団が獲得に乗り出した。 大争奪戦の末、自身の地元に本拠地を置くオリックス・バファローズへ移籍を決断した。 移籍初年度は故障離脱もあったが、打率.294、18本塁打、64打点と高水準の数字で、リーグ優勝に大きく貢献。捕手だけでなく指名打者(DH)、2016年以来となる外野守備にも挑戦するなど、新天地で起用の幅を広げた。
ベースボールチャンネル編集部