金子晃大が2度のダウンを奪って鈴木真彦への報復完遂。ダウンを奪った3連打は「1発目はファンの分、2発目は周りの分、3発目は僕の怒りの分」【RISE】
K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)がRISEの年間最大のイベント「RISE ELDORADO 2024」(3月17日、東京・東京体育館)で行われた「RISE×K-1対抗戦」で前RISEバンタム級王者の鈴木真彦(フリー)と対戦し、2度のダウンを奪った末での判定勝ちを収めた。金子は「THE MATCH 2022」で鈴木に2-0の判定で敗れており、約1年9カ月ぶりのリベンジに成功した。 1R、ともにオーソドックス。ともに右カーフ。ともに左ジャブ。踏み込んでパンチの鈴木に金子が左ミドル。鈴木はワンツー。金子はカウンターで右フックをヒット。金子は、右ボディー。鈴木の右ストレートに金子が左フック。鈴木がパンチで前に出たところで金子が右のショートの3連打でダウンを奪う。立ち上がった鈴木になおも襲い掛かる金子だが、鈴木がしのぐ。 2R、鈴木のワンツーに金子は左ボディー。接近戦で金子は右のショートを連打。鈴木の左ジャブに金子はここでも右のショートを連打。金子は左ミドル、鈴木も左ミドルを返す。鈴木が左フック、右ストレートを当てていく。金子は左ボディー。オープンスコアは2人が9-10で金子。
3R、鈴木が前に出てパンチを連打。金子も応じ、その中で右フックで鈴木がダウン。立ち上がった鈴木に襲い掛かる金子。鈴木はしのいで、パンチを打ち返す。鈴木は左フック、右ストレート。金子の手数がやや落ちる。なおも手数を出す鈴木だが、終了間際に金子が左フックをヒット。 勝利を確信した金子は判定の結果を待つ間から笑顔。結果は25-30、26-30、25-30で金子の勝利がコールされた。 金子は試合後のマイクで「まず、この場を借りて、僕を信じてくれたファンのみんな、サポートしてくれたトレーナーたち、そして僕の仲間たち。本当にありがとうございました。2年前に鈴木選手に敗れて、そこから自分の弱いところを見つめ直して、自分を信じて周りを信じて、ぶれないでやってきたからかなと思っています。K-1が弱いと思われたのは僕の責任なんで。僕はずっと苦しんで、この瞬間まで前に進めなかったんですけど、これでやっとまた前に進んで、ずっと信じてくれた仲間を大事にすることを忘れないでやっていこうと思います」と周囲への感謝の言葉と今後の抱負を口にした。