【富山県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 春こそ美しい氷見から望む雪冠の立山連峰
◆高岡御車山祭
高岡御車山祭は毎年5月1日に行われる高岡関野神社の春季例大祭。全国で5つしかない国の重要有形・無形民俗文化財の両方の指定を受けており、「高岡御車山祭の御車山行事」として、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。 高岡の金工、漆工等の趣向を凝らした統工芸技術の装飾が車輪や高欄、長押(なげし)等に施された絢爛豪華な7基の御車山が、旧市街中心部を優雅な囃子とともに奉曳(ぶえい)巡行する。 同日正午には、7基すべてが一堂に会する勢揃式が開かれる。日本でも屈指の華やかな山車が列をなす姿は、圧巻の一言。 開催時期:例年5月1日 高岡御車山祭 (たかおかみくるまやままつり) 所在地 富山県高岡市山町筋・片原町周辺
◆津沢夜高あんどん祭
明りが灯された美しい武者絵の大行燈が激しくぶつかり合うことから、「喧嘩夜高祭」とも呼ばれる津沢夜高あんどん祭は、小矢部三大祭のひとつ。 承応2年(1653)村の鎮守として伊勢神宮から御分霊を勧請したときに、その行列が倶利伽羅あたりで日が暮れてしまった。そのことを飛脚で知った村人たちが、手に行燈を高く掲げて太鼓を打ち鳴らし、出迎えたことから始まったと伝えられている。 2日間開催される祭りでは両日の夜に、錬りまわしの後ぶつかり合いが行われ、そこにいるすべての人が緊張と陶酔の世界へ引き込まれていく。2日目の昼にはちびっこ太鼓共演会もある。 開催時期:毎年6月第1金・土曜日 津沢夜高あんどん祭(つざわよたかあんどんまつり) 所在地 富山県小矢部市津沢
◆大岩山日石寺
真言密宗大本山は、725年に行基が開いたのが始まりと伝えられ、大岩山日石寺は1,300年もの歴史を誇るお寺。行基が自ら彫ったと伝わる磨崖仏は、国の史跡と重要文化財に指定されている。 境内にある六本滝の滝開きは、毎年6月第2日曜日に行われる。白装束に身を包み、高さ5.5メートルの滝に打たれる滝修行で身を清め、無病息災などを祈願する。厳かな雰囲気のなか、修行体験ができる貴重なスポットとして県内外から信者らが訪れる。 事前に上市町観光協会へ予約すると、滝行のほか写経なども体験できる。 大岩山日石寺(おおいわさんにっせきじ) 所在地 富山県中新川郡上市町大岩163