タイ政府、26年度支出の小幅増計画 赤字は若干縮小へ
[バンコク 24日 ロイター] - タイ政府は、2026年度(25年10月1日から)の支出を前年度比小幅増の3兆7800億バーツ(約1107億ドル)とし、赤字は小幅に縮小して8600億バーツとする計画を示した。 中期財政計画が24日、閣議決定された。26年の経済成長率2.3─3.3%、インフレ率0.7─1.7%を前提としている。 26年度末の公的債務残高は対国内総生産(GDP)比67.3%とし、25年度末(見込み)の65.6%から上昇するとした。 26年度の支出は、25年度に計画されている3兆7500億バーツから0.7%増加。赤字は25年度計画の8700億バーツから1%縮小する。 政府は「経済の安定を維持するため、依然として赤字予算を必要としている。中期的に赤字を適切な水準まで削減することに重点を置く」としている。