福岡大が逆転Vに望みつなぐ 2年生エースが完投勝利 最終戦は首位西南大と直接対決「全力で投げ抜く」【九州六大学野球】
◆九州六大学野球春季リーグ戦予備日(第2週第2日の順延分) 福岡大5―2九国大(18日、福岡県小郡市野球場) ■プロ入り前の新垣、大瀬良、梅野…【秘蔵写真】 福岡大が5-2で九国大に逆転勝ちし、7勝2敗として2位をキープ。2季連続優勝に望みをつないだ。先発した2年生エースの朝吹拓海(神村学園)が7安打を許しながら2失点に抑え、完投で今季5勝目を挙げた。 負ければ優勝が遠のく重要な一戦。朝吹は2回と3回に1点ずつ奪われるも、直球とカットボールを中心に投球を組み立て直し、4~6回は3イニング連続で三者凡退を続けるなど、相手打線に的を絞らせなかった。19歳右腕は「先制されてあせったが、調子自体は良かったのでしっかり投げられた。味方が逆転してからは落ち着いて投球できた」と好投に笑顔を見せ、堀壮太監督も「崖っぷちの状況で朝吹が粘り強く投げてくれた」とたたえた。 朝吹は今月11日の西南大戦で先発したが、3回⅔を投げて自責点3で負け投手に。「相手打線のデータを考えすぎて、投球の選択肢を狭めてしまった」と悔しがる。21日の最終戦(福岡県宮若市・光陵グリーンスタジアム)は、その西南大と栄冠を懸けて直接対決。先発が見込まれるエースは「自分のいい球を全力で投げ抜いて勝ちたい」とリベンジを宣言した。(山崎清文)
西日本新聞社