熊本豪雨で犠牲…遺族が熊本県、人吉市に損害賠償請求「堤防整備や避難情報伝達に不備」
熊本朝日放送
熊本豪雨で人吉市の住民が犠牲となったのは、堤防整備や避難情報の周知で問題があったからだとして、遺族が、熊本県と人吉市に対し、約3000万円の賠償を求め、訴訟を起こしました。 提訴したのは、2020年7月の熊本豪雨で犠牲になった人の遺族です。訴状によりますと、豪雨の際人吉市のアパートに住んでいた住民が川が氾濫し、濁流に流されて死亡しました。 県が、管理する球磨川の支流に適切な整備をせず、人吉市が避難指示などの情報を適切に伝えなかったため亡くなったと訴え、約3000万円の損害賠償を求めています。 熊本豪雨では、関連死を含め、67人が犠牲となりました。