バフェット氏、ゲイツ財団への寄付は死後に終了-WSJ紙に語る
(ブルームバーグ): 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が28日に報じたところによると、ウォーレン・バフェット氏からビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団への寄付は、同氏が死去した時点で終了し、娘と2人の息子が新たな慈善信託を監督する。
米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの会長兼最高経営責任者(CEO)で93歳のウォーレン・バフェット氏は同紙のインタビューに対し、「ゲイツ財団は私の死後、資金を受け取ることはない」と語った。
バフェット氏の子供であるスージー、ハワード、ピーターの3氏は、将来の寄付金の配分を全会一致で決めなければならない。バフェット氏は「私たちほど幸運でなかった人たちを助けるために」使うべきだと語った。
バフェット氏は世界で10番目に裕福な人物で、ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、純資産は1345億ドル(約21兆5700億円)。バフェット氏は2010年、友人であるビル・ゲイツ、メリンダ・フレンチ・ゲイツ両氏とともに富裕層に寄付を促す「寛大な誓い」と題する呼び掛けを開始。自身の財産を生前あるいは死後に寄付すると宣言した。
バフェット氏:資産1%あれば十分-残りは「気まぐれ」米経済に寄付
バークシャーは28日の声明で、バークシャー・ハサウェイのクラスB株1300万株余りをゲイツ財団を含む5つの財団に寄付すると発表した。
原題:Buffett Gifts to Gates Foundation to End When He Dies, WSJ Says(抜粋)
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Steve Dickson