【フローラS】前走1勝クラス勝ち馬を重視 東大HCの本命はクリスマスパレード
オークストライアル
今週日曜日、東京競馬場でGⅡ・フローラSが行われる。2月の未勝利を勝ってここへ果敢に挑戦してきたバロネッサ、2戦2勝のクリスマスパレード、百日草特別3着とフリージア賞2着の実績があるアドマイヤベル、フラワーC5着のエルフストラック、同6着カニキュルなどが顔を揃えた。 【マイラーズカップ2024 推奨馬】総合力はNo.1、京都マイルは連対率100%で相性抜群! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 2着馬までにオークスの優先出走権が付与されるトライアル競走。樫の女王決定戦への切符を手にするのはどの馬か。過去10年のデータから馬券戦略を検討する。
1勝クラス組から好走馬多数
<フローラS・前走レース別成績> 1勝クラス【6-3-3-59】勝率8.5%/連対率12.7%/複勝率16.9% フラワーC【2-2-4-14】勝率9.1%/連対率18.2%/複勝率36.4% OP特別・L【1-0-0-8】勝率11.1%/連対率11.1%/複勝率11.1% クイーンC【0-2-1-7】勝率0.0%/連対率20.0%/複勝率30.0% チューリップ賞【0-0-0-8】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率0.0% フローラSは基本的に桜花賞出走がかなわなかった馬たちのレース。1勝クラスから権利獲りを狙ってくる馬が多い。過去10年の勝ち馬のうち6頭が前走1勝クラス組だ。ここに注目する。 まず1勝クラスを0秒1差以上で勝ってきた馬が【4-2-0-9】複勝率40.0%と中心になる。一方0秒3以上負けていた馬は【1-0-1-32】複勝率5.9%と苦しい。また、前走の4角位置別に見てみると、5番手以内【6-3-2-36】に対し、6番手以下【0-0-1-23】。差す競馬をしていた馬も凡走傾向にある。開幕週らしく、スピードに乗ってしっかり先行する力も必須といえる。まとめると、軸は「前走1勝クラスを先行して0秒1差以上勝ち」の馬から選ぶべし、となる。 ほかでは、高い安定感を誇るのが前走フラワーC組。こちらも着差別に見ると、勝ち馬から0秒5差以内で走った馬が【2-1-3-6】だった。1勝クラス組と異なり、こちらは前走差し追込に回った馬でも好走できている。とはいえ、やはり開幕週を意識して後方一辺倒の馬よりは逃げ先行実績もある馬を優先したい。 前走クイーンC組は【0-2-1-7】とまずまずだが、OP特別組やチューリップ賞組からはほとんど好走馬が出ていない。唯一勝利したのはアネモネSを勝った後、桜花賞を回避して出走した16年チェッキーノ(未勝利から3連勝)であり、最近負けていた馬の反撃は見込みづらい。