宮城仙南ボーイズ、2年連続の選手権大会出場へ 最後の夏に小笠原主将が引っ張る!
夏の全国大会・第55回選手権大会の東北中央支部予選が6月8日に開幕する。昨年に続き2年連続の夢舞台に向けて宮城仙南ボーイズが一致団結を誓った。3月の福島メセナカップでは4位、今月の関東大会予選では3位だが、最後の夏に向けて気合十分、一気に勝ち上がるつもりだ。 ※ ※ ※ 憧れの先輩に続く―。小笠原主将が決意表明だ。「キャプテンがしっかりしないとチームもしっかりしない。自分が一番打って守って勝たせます」。 2年からレギュラー。1学年先輩の主将・今野琉成(仙台育英)からは「つらいことがあったら相談しろ」と声をかけられ、時折連絡を取る。チームの主将番号10番を背負い「琉成さんを超える存在になりたい」。投げては130キロ超えで及川とのダブルエース。主に3番を務めていた打線も1番に変更。今野勝範監督(41)は「一番ファイトを出して戦ってくれる選手」と期待を寄せている。 小笠原とともに昨夏の選手権大会を経験している副将・小野が入れ替わりで中軸を打つ。中堅手で広い守備範囲と強肩を生かした的確な送球が持ち味の小野は「みんなが塁に出てくるのでかえしたい。つなぎの4番です」と話した。 チーム最速のスイングスピード141キロを誇る戸部は関東大会予選の3位決定戦でサク越え本塁打を放った。リトルリーグ・利府ユニオンで通算30本塁打した、 167センチ、80キロのスラッガーのパワーの源は地元・宮城の白米。「毎日、どんぶり2杯は食べます」と自慢の長打力で打点もおかわりだ。 最速130キロ右腕の及川は「先輩たちの『勝ちへの執念』を受け継ぎたい。ストレートでどんどん押したい」と強気のピッチングで勝負する。 目標は先輩超えの、選手権大会2勝―。今野監督は「個々の能力では、昨年に負けていない」と評価する。最後の夏に、一致団結して頂点を目指す。 【宮城仙南】※は主将 ▽3年生 ※小笠原悠吹、小野秀虎、清永悠希、及川奏音、阿部光介、小野久翔、戸部智紀、坪沼晟冴、金澤希空 ▽2年生 川村楓雅、阿部愛斗、早川心、四栗凰雅、齋藤輝大、押田怜旺、菊地俊、佐藤琥宇、萓場康太、中川隼汰、遠藤大河、佐藤海年、八森想太 ▽1年生 久保田唯斗、八森奏太、首藤恒輝、小野鳳雅、外川彪雅、佐藤健琉、小山陽斗、大竹真寛、立花晟、有見悠汰、笠原心結、蜂谷悠真、川村勇気、高橋海翔
報知新聞社