夏物の衣替え・エアコン掃除・製氷器洗浄…“夏じまい”のコツを家事アドバイザーが解説
開封済みのものに注意! 夏の食材たちの在庫整理
麦茶や素麺、冷や麦など、夏の代名詞ともいえる食材たちも、少し涼しくなってきたころになると余りがち。冷蔵庫や棚を整理して、食材類の片づけや掃除をしましょう。 「食材には賞味期限があるので、開封してしまったものはできる限り早く消費してしまうことが大切です。麺つゆなどは料理の味付けなどにも使い道がありますが、素麺や冷や麦は湿気の影響を受けやすく、カビやすい食材です。開封後のものは湿気に触れないようチャック付きの袋に保存して、夏のうちに食べきっておきましょう」 冷蔵庫の整理や掃除をするタイミングで、チェックしておきたいのが自動製氷機です。実は製氷機の内部は本来、定期的な掃除が必要です。氷を使う機会も多かった夏。涼しくなり、氷をあまり使わなくなったタイミングで掃除をしておきましょう。
次の季節へ、気持ちもリフレッシュ 夏じまいをしてスムーズに次の季節に移行を
夏の終わりに行いたい掃除には、普段のお掃除に加えてチェックしておきたいポイントが2つあるそう。 「ソファーやカーペットには汗が染み込んでいる可能性があります。軽く湿らせた雑巾で拭き掃除をし、その後しっかりと乾かしておきましょう。また、夏の間は網戸を開けていることが多いため、汚れが目立ちます。網戸もこの時期に念入りに掃除すると良いでしょう」 このように、『夏じまい』で丁寧にメンテナンスをしておくことで、心身も生活環境もすっきりした状態で次の季節に移行することができます。「少し手間がかかるように思えるかもしれませんが、劣化した服の買い替えや電気代の高騰を防ぐことができるので、結果的に節約にもつながるんですよ」と矢野さんは話します。 「夏じまい」は、単なる掃除や片づけを超えて、次の季節を快適に過ごすための大切なステップです。夏の汚れをしっかり落とし、清々しい気持ちで新しい季節を迎えましょう。
Profile
家事アドバイザー / 矢野きくの 家事の時短や効率化、家庭でできるSDGsを中心に、テレビ、ラジオ、雑誌などのメディア出演、コラムの連載、講演セミナー講師などで活動。会社員時代にキャリアカウンセラー、家電PCメーカーでのテクニカルサポートを経験し、自身の経験をもとに時間とお金を効率よく使う暮らし方を提案している。
GetNavi web編集部