堤聖也、「2・24」初防衛戦は比嘉大吾との再戦 アマチュア時代からの友人で、4年前の対戦では0―1引き分け【ボクシング】
ボクシングの帝拳ジムが27日、東京都内で会見し来年2月24日に東京・有明アリーナでWBCバンタム級タイトル戦、王者・中谷潤人(26)=M・T―同級6位ダビド・クエジャル(23)=メキシコ。WBAバンタム級タイトル戦、王者・堤聖也(29)=角海老宝石―元WBCフライ級王者・比嘉大吾(29)=志成=のダブル世界戦に加え、バンタム級ノンタイトル10回戦、WBA同級2位・那須川天心(26)=帝拳―元WBO同級王者ジェーソン・モロニー(33)=豪州=を開催すると発表した。AmazonのPRIME VIDEOが全試合を独占生配信する。 WBAバンタム級王者・堤聖也(角海老宝石)の初防衛戦は、比嘉大吾(志成)との再戦となった。2020年10月にノンタイトルで対戦して0―1で引き分けた相手であるとともに、プライベートではアマチュア時代からの友人。20年の試合後はすぐに比嘉が堤の自宅を訪れて鍋をつついたほどの関係だ。 だが、今回も互いに譲れない。武居は10月、アリーナを熱狂させる名勝負の末、不利の予想をくつがえして前王者・井上拓真(大橋)を判定3―0で破って王座を獲得。「自分がこの階級で一番じゃない。モチベーションは落ちない」と話す王者は初防衛戦でタイトルを譲るわけにはいかない。 挑む比嘉は9月にWBO同級王者・武居由樹(大橋)に挑み、ダウンを奪いながら1~3ポイント差と紙一重の判定負けを喫した。試合後は「やりきった感じがします」と引退も示唆したが、それをくつがえしての現役続行と、連続での王座挑戦。決断が正しかったことを証明しなければならない。2・24は友人同士が火花を散らすこととなる。
中日スポーツ