【神戸スティーラーズ】震災30年、李承信「神戸のために優勝したい」
■リーグワンあす開幕
発足から4年目を迎えるラグビー・リーグワンが12月21日に開幕する。 ディビジョン1(D1=1部)のコベルコ神戸スティーラーズ(昨シーズン5位)は7日に監督・選手らが記者会見し、初優勝をめざす決意を語った。 共同キャプテンを務める日本代表・李承信(リ・スンシン)は、 「今までいい準備ができている。1試合1試合、しっかり勝ち切って成長していきたい」。 同じく共同キャプテンのニュージーランド代表、ブロディ・レタリックは、 「昨シーズン自分たちがミスした所を、どれだけ修正するかに重きを置いて練習に取り組んできた」。 2年目の指揮を執るデイブ・レニー監督(ニュージーランド)は、 「昨シーズンの開幕前よりもいい状態だ。常に展開するラグビーをし、相手が付いて来れないようにしたい」とそれぞれ語った。 年が明けると1995年の阪神・淡路大震災から丸30年となる。 神戸市出身の李承信は、 「自分たちが好きなようにラグビーができるのは、当時の(復興に関わった) 方々のおかげだと思っています。今シーズンは特に神戸市のために優勝したいです」と決意を語った。
■29日にホーム開幕戦
リーグワンD1は各チーム18試合(昨シーズンより2試合増)を戦う。 同一カンファレンスのチームと2試合、異なるカンファレンスとは1~2試合戦い、上位6チーム(昨シーズンは4チーム)がプレーオフに進んで優勝を争う。 神戸スティーラーズは、「神戸製鋼」時代に7年連続日本一を達成するなど輝かしい歴史をもつが、リーグワンでは7位→9位→5位の成績で、まだプレーオフ進出を果たしていない。 21日の開幕戦はアウェイで静岡ブルーレヴズ(昨シーズン8位)と対戦。 29日の第2節ではノエビアスタジアム神戸に横浜キヤノンイーグルス(昨シーズン4位)を迎え、ホーム開幕戦を行う(14時30分キックオフ)。 (浮田信明)