チベット治安維持を強調 自治区主席「安心感99%」
【北京共同】中国チベット自治区ナンバー2の厳金海主席は6日、治安状況について「去年は重大で政治的な集団暴力事件は起きていない。市民の安心感も満足度も99%以上だ」と述べ、安定を強調した。全国人民代表大会(全人代)の自治区代表団の会議で記者会見した。 厳氏は、チベット仏教の中国化を進めるとして、国家意識・公民意識・法律意識についての教育を全面的に展開すると表明。「法治と平和のチベットの建設を加速し、犯罪と闘う原則を堅持する」と訴え、国家主権と領土保全を断固守ると主張し、チベット独立を求める動きへの警戒感を示した。