年賀はがき、青森県内でも一斉発売/石川さん(青森市)今年も購入一番乗り
2025年の年賀はがきの販売が1日、全国一斉に始まった。青森市の青森中央郵便局でも午前9時から発売され、10人以上が列をつくって買い求めた。 15年連続で一番乗りした近くの石川タミさん(84)は、きょうだいや友人に送ろうと30枚を購入。毎年年賀状のやりとりが楽しみで、この日は午前7時前から同郵便局で待っていたといい、「今こうして元気でいられるのは年賀状のおかげ。一生懸命書こうと思っています」と笑顔を見せた。 販売開始に先立ち行われたセレモニーでは高橋芳雄局長が「年賀状は一年最初のごあいさつで、日本の伝統文化。皆さんの思いを伝えるべく一生懸命配達したい」とあいさつ。合浦保育園の園児たちが歌「きのこ」を披露して花を添えた。 年賀はがきの投函(とうかん)受付は12月15日から。同25日までに出すと元日に配達される。25年用年賀はがきはこれまでの63円から85円となった。値上げやペーパーレス化の流れによる需要減を見込み、日本郵便は25年用年賀はがきの全国の当初発行枚数を昨年比約25%減の10億7千万枚とした。