海人が打倒ベスタティへ向けGLORYからの刺客と対戦。「世界一を決める戦いで再戦できれば」とONE参戦の野杁正明との再戦にも意欲【SB】
シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2024 act.3」(6月15日、東京・後楽園ホール)の追加カード発表会見が5月14日、都内で開催された。 SB世界スーパーウェルター級王者の海人(TEAM F.O.D)が打倒ティジャニ・ベスタティ(モロッコ)を目指し、GLORYからの刺客アルマン・ハンバリアン(アルメニア)と対戦する。 ハンバリアンはGLORYライト級9位で元ISKA世界ライトミドル級王者の強豪。ここまでの戦績は68戦58勝(27KO)8敗2分。昨年2月の「GLORY 83」でGLORY初参戦を果たし、判定勝ちを収めると昨年12月の「GLORY 90」ではエンリコ・キールと対戦し惜しくも3RでTKO負けを喫しているのだが、キールはランキング1位で今年3月にベスタティの持つベルトに挑戦するほどの選手。SBの緒形健一代表は「キールに敗れているが一進一退の攻防を繰り広げた実力者。非常に激しい試合になる。海人がこの試合をクリアし、さらに上位の選手と戦い、タイトルにチャレンジしていけるように今後も話を進めていきたいと思っている」などと語った。 海人は「ベスタティへのリベンジとGLORYのベルトへの挑戦権を得るための戦いだと思っているので、こんなところで苦戦しているわけにはいかない。“またベスタティに負けるんじゃないか”とか思われたくもないので、レベルの違いを見せてしっかり勝ってベルトへの挑戦もベスタティへのリベンジも実現させたい思っている」などと決意を述べた。
ハンバリアンは「初めて日本で試合ができて興奮している。海人はコンプリートファイターで、対戦相手をリスペクトしている素晴らしい選手。落ち着いた雰囲気の中でハイレベルな技術と熱い気持ちを持ち合わせた最高の選手。自分もハイレベルなキックボクシングとムエタイの技術で今まで見たこともないような驚きを日本のファンに届けたい。自分の技術はSBのリングでも通用するということを証明する。私もリスペクトを持って海人を倒しに行く」とSBを通じてコメントを寄せた。 海人はハンバリアンの印象については「外国人特有のアグレッシブで体を使ったファイターという印象」とし、警戒点については「体が強いのかなと思っているので、そこをうまく自分のテクニック、スピード、切れでいなしながら確実に仕留めたい」などと語った。 これまで戦ってきたGLORYの選手との比較では「今、GLORYのレベルで言うとベスタティが一番。その後はストーヤンとかと思う。やってみないと分からないがストーヤンと同等の選手かなと思う。体も強いし技術もあるし攻撃力もある」とRISEのリングで対戦したストーヤン・コプリヴレンスキーと同等とランキング以上の実力者と見立てているのかと思いきや「今回の選手に関しても相手にならないとは思っている。ストーヤン選手に関しても相手にならないと思っているので、そういう意味で同等ということ。GLORYの選手に関してはベスタティ選手以外は僕のレベルではないと思っている」とのこと。
【関連記事】
- 海人が打倒ベスタティへ向けGLORYからの刺客と対戦。「世界一を決める戦いで再戦できれば」とONE参戦の野杁正明との再戦にも意欲【SB】
- 山田虎矢太がONEで1RKO勝ちの強豪・森岡悠樹を相手に再起戦。森岡の要望で急きょ初のオープンフィンガーブローブマッチに【SB】
- 龍聖がSBからの刺客・川上叶に判定勝ち。試合後、SB王者・山田彪太朗が6月の代々木大会での対戦アピール【KNOCK OUT】
- 海人が激闘制しペットモラコットにリベンジ。「世界最強を目指して、これからは絶対に1回も負けない」【SB】
- 山田彪太朗がKNOCK OUTからの刺客・栗秋祥梧と壮絶な殴り合いの末、判定勝ち。「SBと山田ツインズを盛り上げていけるように頑張る」【SB】