カナダのトルドー首相「米国の一部になることは絶対にない」…併合に言及するトランプ氏に反論
【ニューヨーク=山本貴徳】米国のトランプ次期大統領が繰り返し言及している米国へのカナダ併合について、カナダのトルドー首相は7日、「カナダが米国の一部になることは絶対にあり得ない」とX(旧ツイッター)で反論した。トルドー氏は「互いに貿易・安全保障上の最大のパートナーとなっているため、両国の労働者と地域社会は恩恵を受けている」と指摘した。
トランプ氏は米国が抱える対カナダの貿易赤字に不満を示し、カナダからの輸入品に25%の関税を課すなどと脅している。6日には自身のSNSに「カナダは米国と合併すれば関税はなくなる。税金は大幅に下がる」と投稿し、波紋を広げていた。