センバツ2021 広島新庄、対外試合で無失点 2チームに快勝 22日、聖地初戦へ弾み /広島
第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)を前に今季の対外試合が解禁され、2年連続3回目の出場を決めている広島新庄は7日、三次市のみよし運動公園野球場で広島商と熊毛南(山口)の2校と対戦した。いずれも無失点で勝利し、大会第4日の22日に迎える上田西(長野)との1回戦に弾みをつけた。 厚みのある投手陣で幸先よいスタートを切った。広島商との一戦は、右腕の花田侑樹投手(2年)から左腕の秋山恭平投手(同)に継投し7―0で勝利。熊谷南とは先発した新開健音投手(同)が打たせて捕る投球で七回を12―0でコールド勝ちした。攻撃陣は足を絡めた得点が光った。 試合後、宇多村聡監督は「バントや走塁の細かい部分で課題が見つかり、次につながる試合ができた」と満足げに語った。昨夏の独自大会で県勢の頂点に立った広島商の荒谷忠勝監督は「センバツでは広島のレベルの高さを見せつけてほしい」と期待した。センバツは兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で19日に開幕する。【中島昭浩】