世界3位アルカラス 4年連続の初戦突破、負傷の右腕に不安残すもストレート勝ち<全仏オープン>
全仏オープン
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、第3シードのC・アルカラス(スペイン)がラッキールーザーで本戦入りした世界ランク107位のJ・J・ウルフ(アメリカ)を6-1, 6-2, 6-1のストレートで破り、4年連続4度目の初戦突破を果たした。 【錦織 圭、アルカラス、ジョコビッチら全仏OP組合せ】 21歳のアルカラスは今季、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で2連覇を達成しツアー通算13勝目を飾った。しかし、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で準々決勝敗退となると、その後の2大会を右前腕の負傷により欠場。 不安の残るなか出場したムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)には3連覇をかけ出場するも準々決勝で敗退。そして前週行われたBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)はまたしても右前腕の負傷により欠場を余儀なくされた。 前日の会見では「フォアハンドを100パーセントで打つのが少し怖い」と明かしていたアルカラスは引き続き右腕にサポーターを付け1回戦に臨んだ。 この日、27本のウィナーを決めファーストサービスが入ったときに70パーセントの確率でポイントを獲得したアルカラス。ブレークを許す場面があったものの試合を通して4ゲームしか取られることなく、1時間51分で勝利した。 勝利したアルカラスは2回戦で世界ランク39位のJ・ドレイパー(イギリス)と予選勝者で同176位のJ・デ・ヨング(オランダ)のどちらかと対戦する。
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