堤真一と山田裕貴が来年6月公開映画「木の上の軍隊」でW主演 井上ひさし氏の舞台を映像化
俳優の堤真一(60)と山田裕貴(34)が、終戦80年の節目に映画「木の上の軍隊」(平一紘監督、来年6月13日沖縄先行公開、7月全国公開)にダブル主演することが10日、分かった。 小説家で劇作家の井上ひさし氏(2010年死去、享年75)が実話を基に原案を構想し、こまつ座で上演された舞台を映画化。太平洋戦争末期の沖縄・伊江島を舞台に厳しい上官・山下一雄(堤)、故郷の沖縄から出たことのない純朴な新兵・安慶名セイジュン(山田)は、激しい銃撃から逃れようと葉が生い茂るガジュマルの木に登り、身を潜める。やがて終戦を迎えるが、それを知らずに2年もの間、木の上で生き抜く様子を描く。 2人は今回が初共演。堤は「真っ直ぐな安慶名そのものの山田くんのおかげで2人だからこそ、生まれたものをそのままやっていけばいいんだと思えた。若い方たちにはもちろん、自分の子どもたちにも見せたい」。一方の山田も「堤さんの実在する力がすごく、お芝居せずに反応できる、役を生きるということができた。日本にとどまらず、世界中の人にも、一人でも多くの方に見てもらえたら幸せです」と呼びかけた。
報知新聞社