<浦学新時代>’22センバツ 滑川総合高の書道部員、選手の活躍願い揮毫 開会式プラカード /埼玉
「書の甲子園」の愛称で知られる「第30回国際高校生選抜書展」(毎日新聞社、毎日書道会主催)で、全国準優勝と北関東地区優勝した滑川総合高校(滑川町)の書道部員が、3月18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する第94回選抜高校野球大会の開会式で使われるプラカードの校名を揮毫(きごう)した。部員が「心を込めて筆を握り、参加選手の活躍を祈った」というプラカードは開会式の入場行進で掲げられ、各校を先導する。 担当したのは浦和学院(埼玉)、明秀日立(茨城)、山梨学院(山梨)の3校。選抜高校野球大会では、第80回記念大会(2008年)から書の甲子園の地区優勝校にプラカード用の参加校名の揮毫を依頼してきた。 筆を握ったのはいずれも1年生。2月上旬から取り組み、10日間ほどで仕上げた。浦和学院を担当した大田咲良(さくら)さん(16)は「新型コロナ感染拡大で部活動が制限される中、担当できてとてもうれしい。選手が甲子園で十分に活躍することを願って力強く書きました」とエールを送った。【仲村隆】