巨人・秋広優人 800万円ダウンで更改「一番苦しい、悔しいシーズン…ビールかけにも参加できなかった」
巨人の秋広優人内野手(22)が6日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、800万円ダウンの年俸2450万円でサインした。 【写真】<巨人契約更改>契約更改交渉を終えオフのテーマを書いた色紙を手にする秋広 プロ4年目のシーズンを終えた秋広は、契約更改を終え「プロ4年間で一番苦しい、悔しいシーズンだった。広島で優勝した時に自分がいなくて、ビールかけにも参加できなかった」と不本意な成績に終わった今年を回顧。「オフの期間にしっかり準備して来季は主力、レギュラーとして1軍で活躍してチームの優勝に貢献できるように頑張りたい」と来季の巻き返しへ強い決意を語った。 進化の5年目へ、すでに動き出している。「守備も足もあるわけじゃない。打ってチームに貢献する」と打撃力向上を求めて、7日からオーストラリアのウインターリーグに参加することを決めた。 亀井打撃コーチや橋本2軍打撃コーチも現役時代に経験。「絶対ためになるし、勉強になるよと言っていた。球団の人に行かせてよかったなと思っていただけるような姿で帰ってきたい」と武者修行でレベルアップを図る。約1カ月半に及ぶ海外生活には「英語は…ジェスチャーとハートで頑張ります」と胸を叩き、「野球に集中します。物価高いらしいので、年俸が下がった分、お金を使うのは控えようと思います」と野球漬けの日々を誓った。 秋広は昨季121試合に出場して打率.273、10本塁打、41打点とブレークしたものの、今季は開幕をファームで迎え1軍に定着できず。9月16日の中日戦(東京D)では三飛、三ゴロと2打席凡退に倒れると、4回で途中交代となり、阿部監督から「何の魅力も感じなかった」と評され同20日に抹消。26試合で打率.261、0本塁打、1打点の成績にとどまり、リーグ優勝の瞬間にも立ち会えなかった。