バイエルンFWケインがブンデス30ゴールの大台到達 トゥヘル監督「彼のトレーニングができるのは贈り物のようだ」
リーグ戦では今季4度目のハットトリック
9日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはブンデスリーガ第25節でマインツと対戦し、8-1で勝利した。この試合では、バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインが3ゴールをマークする活躍を見せた。 ケインは、13分にドイツ代表MFジャマル・ムシアラが左サイドからゴール前に折り返したボールを右足でゴールに流し込んでチームに先制点をもたらすと、前半アディショナルタイム7分、さらに70分にもゴールを決めてハットトリックを達成した。 マインツ戦での3ゴールによってケインは、ウーヴェ・ゼーラーが1963-64シーズンに打ち立てたブンデスリーガにおけるデビューイヤーの歴代最多得点記録30ゴールに並び、さらにデビューイヤーでのハットトリック達成回数も4回と歴代最多記録を塗り替えた。こうした同選手の活躍について、バイエルンのトーマス・トゥヘル監督もマインツ戦後の記者会見で絶賛した。 「ハリーは他の選手達の模範となる存在であり、素晴らしい人格を備えたトッププレイヤー。彼のトレーニングができることは贈り物のようだ。彼を獲得した我々の判断が正しかったということを、彼は毎週証明してくれている」 今後さらに注目されるのは、ロベルト・レヴァンドフスキ(現バルセロナ)が2020-21シーズンに達成したブンデスリーガ年間最多得点記録(41ゴール)をケインが更新できるかどうかだろう。 レヴァンドフスキは、2020-21シーズンのブンデスリーガ第25節が終わった時点で、ケインよりも2ゴール多い32ゴールをマーク。そこから怪我で4試合を欠場したが、それ以外の5試合で9ゴールを決めて一気に新記録を樹立した。
構成/ザ・ワールド編集部