ワコムペン付属の「ASUS ProArt Display PA169CDV」は高級モバイルディスプレイの王道を行くのか? プロ絵師が試す
こんにちは! refeiaです。 今日はワコムペン付きの高級モバイルディスプレイを見ていきましょう。ASUS JAPANが5月に発売した「ProArt Display PA169CDV」です。 【写真】付属のペンを使って塗ってみました ProArtは同社のクリエイター向けブランドで、色再現にこだわったディスプレイや高性能なPCなどを展開しています。今回見ていくPA169CDVは、ProArtブランドとしては珍しいモバイルディスプレイで、しかもワコムの電磁気センサー式のペンシステムを採用しているとのことで、ある意味“液タブ”と言っても良い内容になっています。 本機は市場想定価格が17万5320円と高価ですが、Cintiqなどで採用されている「Pro Pen」シリーズからは、ワンランク落ちるペンシステムが採用されています。なので、個人的には液タブの代用としては見ていませんし、ドローイングなどの繊細なペン操作が主な用途ならば選択肢の筆頭にはならないでしょう。 それでもやはり、同社が踏み出したこの分野の製品ならば見ておかずにはいられないです。早速チェックしていきましょう。
主なスペックをチェック
まず、本機の主な特徴は以下の通りです。 ・15.6型/4K(3840×2160ピクセル)IPS液晶ディスプレイ ・sRGBカバー率100% ・アンチグレア・アンチフィンガープリント処理の画面 ・450ニトの高輝度 ・タッチ操作対応 ・ワコムの電磁気センサー式ペンを採用 ペンの種類や輝度などを除けば、スペック表的には意外とワコムの「Cintiq Pro 16」に近い内容です。 先日発売されたワコムの「Movink 13」も、モバイルディスプレイのような性格の製品でしたし、海外メーカーの液タブもコンパクトなモデルはモバイルディスプレイ的なものが多いです。自分もCintiq Pro 16を買うときには二拠点での利用を見込んでいましたし、大型機でもなければ境目が薄れていく時代ということでしょう。