仲川輝人「めちゃくちゃ下手なのに気持ちでも戦えていない」全体練習に合流、停滞するチームにあえて苦言【FC東京】
左ハムストリングス肉離れで離脱していたJ1・FC東京のFW仲川輝人(32)が26日、小平グラウンドでの全体練習に合流した。10月4日の練習中に負傷し、全治6~8週と診断されていた。この日は実戦形式を含むフルメニューを消化。J1通算200試合出場まで残り1試合に迫るスピードスターが、記念試合となる敵地・磐田戦(30日・ヤマハ)でチームを3試合ぶりの勝利に導く。 ラストスパートに向け、頼れる男が戦列に帰ってきた。仲川が離脱後、チームは1勝1分け2敗と停滞感が漂う。仲川は「このチームを変えたいから言うべきだと思う」と言い、あえて苦言を呈した。 「ふがいない試合も多かった。正直言うと、めちゃくちゃ下手なのに気持ちでも戦えていないからこういう結果になっている」 だからこそ、この日も練習から率先して激しく体をぶつけ合う仲川の姿があった。 「練習からバチバチ感を出していかないといけない。楽しさのなかにも激しさが必要。楽しむことは悪くないけど、そこでのプレーの質やミスをしないことだとかを履き違えてはいけない」 残り1試合となった大台達成に向け「200試合まであと1試合。早く達成したい気持ちもある。誰が出るかは分からないが、そのチャンスをつかむのも自分次第。練習からしっかりアピールするしかない」と、再びチームに熱を送り込む。 今季も残り2戦。今節は残留争いをしている磐田が相手で「相手も死に物狂いで来る。そういうチームに勝っていかないといけない。今季最終戦のホームゲームでいいカタチで終わるためにもこの2試合が大事。気持ちをファン、サポーターに見せないといけない」と、ため込んだ熱を傾ける。
中日スポーツ