誰もが愛する華やかさ。人気第1位はやっぱりこのバラ!
その数、数万を超えるともいわれるバラの品種。毎年、多くの品種が新たに誕生し続けています。今回、みなさんの愛するバラの品種をお聞きしたところ、支持を集めた品種は788種に及びました。『趣味の園芸』5月号では、そのなかから特に票の多かった20位までを、熱い推しコメントとともに発表。バラ専門誌の編集長である玉置一裕さんに、上位10種の品種の特徴と今年の"最新7品種"をあわせて紹介いただきました。 そのなかから、人気投票で第1位に輝いたバラをご紹介。
ピエール・ドゥ・ ロンサール
花径の目安:大輪(10~14cm) 花形:カップ咲き 開花サイクル:一季咲き 香りの強さ:淡香 株サイズ・樹形:中~大型のつるバラ フランス メイアン社 1986年作出 137票を獲得した「ピエール・ドゥ・ロンサール」は、もはや別格の存在。 つるを伸ばし大きく華麗な花が頭上に咲き誇るとき、誰もが「これぞバラ」と感じるのでは。花名には16世紀のバラの詩人の名を冠しています。より花を楽しむには、植えて2~3年たつと出てくる太い枝を冬に横に寝かせて誘引を。
みんなの推しコメント
●ピエール君を自宅のフェンスに沿わせて15年くらい。咲いた花をプレゼントするとみんなファンになって、自分で育て始めた方もいます。「ブラン・ピエール・ドゥ・ロンサール」もアーチに誘引して色の違いを楽しんでいます(グリーンアイさん) ●白からピンクのグラデーションがとても好きです。まだ小さい苗ですが、壁一面に花を咲かせてくれることを夢みて大切に育てています(しらぬいさん) ●自宅を離れて過ごした数年間も、雨水だけで生き残った鉢植えのピエール。驚きの強健種です(ゼブチさん) ●庭に1つは育ててみてほしい王道のバラ。丈夫だから初心者にも育てやすいです(なおさん) 今回のバラ特集にあたり、「みんなの趣味の園芸」で実施したバラアンケートでは、906名様からの回答をいただきました。たくさんの方が伝えてくれたバラ愛と、編集部の感謝の気持ちをたっぷり詰めて、5月号はバラの総特集をお届けします。みんなで選ぶ最愛品種、いま知りたいバラの基本や栽培法、一緒に解決するバラ問題、宿根草やグラウンドカバーとの楽しみ方など、今年からバラを始める方も、バラが好きでたまらない方も、ここからずっと、みんなでバラを楽しめますように。 ※アンケートは、2024年1月24日~2月20日まで「みんなの趣味の園芸」ウェブサイト上で実施。「わたしの推しバラ」を一人3品種まで、906人が回答いただきました。 ●『趣味の園芸』2024年5月号 特集・バラとずっと「愛され&最新 2024品種図鑑」より