大坂なおみ、早朝到着にもかかわらず、さっそく会場独占で約2時間も練習
女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング杯予選日本-カザフスタンが12日に東京・有明コロシアムで開幕する。20年2月のスペイン戦以来、国別対抗戦の日本代表となった元世界ランキング1位の大坂なおみ(26)=フリー=は、10日早朝に日本に到着。疲れも見せず、さっそく午前10時から約2時間、センターコートでみっちり練習した。 23年全日本学生テニス選手権準優勝の林航平(慶大)を相手に、実戦形式の練習も交え、笑顔満載。有明でプレーするのは、22年9月の東レ・パンパシフィック1回戦以来となる。 この日、コートで大坂の練習に付き添った杉山愛日本代表監督は「フィットネスも充実している。どんどんコンディションも上がってきている」と、戻ってきた元世界1位に手応え十分。バウンドが低く滑り、球足が速いコートにも「彼女(大坂)は『ここのコートが好き』と話していた」と、相性もばっちりと強調していた。 国別対抗戦の代表は、7月下旬のパリ五輪代表の資格に関わる。大坂は、前回の東京五輪以降、一度も日本代表になっておらず、今回が代表入りする最後のチャンスだった。大坂は、今年の目標に「パリ五輪出場」をあげており、そのためにも今回の代表入りは必然だった。 五輪に初出場となった21年東京では、世界のテニス界初の聖火最終点火者となり注目を浴びた。しかし、競技では第2シードながら3回戦で敗れた。
報知新聞社