ポニーのヒサミツ、デジタル・シングル「四畳半ロケット」リリース
『ほうむめいど・かうぼうい』LP発売記念イベントを直前に控えた“ポニーのヒサミツ”が、ニュー・シングル「四畳半ロケット」を8月21日(水)に配信リリースしています。 アルバムの後日譚またはパラレル・シーンとも通ずる本曲は、軽快なリズムがうだるような暑さを吹き飛ばすSFスワンプ・ロック。ドラムに増村和彦(ex 森は生きている)、ピアノに谷口雄(Spoonful of Lovin'、ex森は生きている、1983)をゲストに迎え、ほかは全てセルフ・プロデュース。ジャケットもポニーのヒサミツが担当しています。 また、ポニーのヒサミツは、『ほうむめいど・かうぼうい』LP発売記念イベント“ほうむめいど・かうぼういのぎゃくしゅう”を、9月1日(日)ゲストにkiss the gamblerを迎えて東京・東京ゲストハウス王子ミュージックラウンジにて開催します。 [コメント] 前作をリリースし、かなり満足できるものが出来上がり、しばらくは曲はできないかもなーと思っていたのですが、思ったよりも好きな音楽のモードが変わらず、前作の延長線のような気持ち(ただ前作より気負うことはなく)で曲を作っていき、そんな中でできたのがこの曲でした。 ドラムに増村和彦君(ex 森は生きている)、ピアノに谷口雄君(Spoonful of Lovin'、他。ex 森は生きている、1983)、というゲストを迎えた以外は、歌、アコギ、エレキ、マンドリン、ベースを自分で弾いております。 イントロのメロディと、それに歌をオクターブで重ねる、というところを最初に思いつき、そこから膨らませていきましたが、コロコロと変わるリズムと展開、要所で繰り返されるイントロのメロディ、急にパッと視界が開けるようなポップなカントリー展開となるブリッジなどが聞かせどころでしょうか。 歌詞について。私は大体98%くらいの曲の歌詞がフィクションなのですが、前作はコロナ禍の影響をモロに受け、「不在」や「別れ」が主なテーマとなったこともあり、リリース時、「実体験が基になっているのか?」など質問されることもありました。 別にそれが嫌だったということではないのですが、思いっきりフィクションに振り切ってみようという思いがあり、今作はウラシマ効果(光速度に近い速度で運動している系の時間の進み方は、静止している観測者に比べて遅くなる現象)をテーマにしたSFぽい内容となっており、敬愛する藤子・F・不二雄先生の短編「一千年後の再会」に大きく影響を受けています。 ――ポニーのヒサミツ