阪急うめだ「バレンタインチョコレート博覧会」14億円の売り上げ目指す
今年もバレンタインデーが近づいてきた。各百貨店では、それぞれ趣向を凝らしたイベントが目白押しだが、中でも、「阪急うめだ本店」(大阪市北区角田町)は日本一を目指し、150ブランド1500種類の圧倒的な品ぞろえを誇る。そんな「バレンタインチョコレート博覧会」が9階催場・祝祭広場で行われている。期間は14日まで。
毎日来ても飽きない仕掛けに
会場に来てみるとお祭りムード一色。チョコを購入する人や探し歩く人、試食する人などで各店の販売ブース前は黒山の人だかりだった。さすがに女性客が多いが、男性の姿も目につき、大勢のファンであふれかえっていた。 同百貨店では、年に一度の“チョコレートの祭典”を盛り上げるべく、様々な新企画を用意。東西の人気レストラン6店による、日替わりの出来立てデザートがコース仕立てで味わえるイートイン「レストラン デセール」をはじめ、カカオの魅力を知って学ぶセミナーや、チョコレートの食べ比べを楽しむイベントなど、お気に入りのチョコを購入するだけでなく、それこそ毎日来ても飽きない仕掛けになっている。
期間中、年間のチョコレート売上の約5割を販売
阪急うめだ本店では期間中、年間のチョコレート売上の約5割を販売するなど、年々その規模は拡大している。日本一のバレンタイン売場を目指す本年は、“何度でも通いたくなる”をコンセプトにし、チョコレートのテーマパークさながらの豊富な品数だ。例年よりも大幅にページ数を増やし、情報を詰め込んだ196ページのバレンタインカタログも登場。 「広場を使ったバレンタイン催事は2回目です。昨年は100ブランド1000種類でした。今年は150ブランド1500種類を用意しました。日本最大級です。今、バレンタインは女性から男性へのプレゼントだけでなく、女性のお祭りになっています。“何度でも通いたくなる”をテーマにしていますが、実際、期間内に何回も来られるお客さまもいます。自分への“ご褒美チョコ”、友達への“友チョコ”など、そういった感覚で楽しむ方も多いですね。男性はお土産用にお求めになっていたり、お酒に合うチョコを探したりしているようです。お1人さまの買い上げ単価は1回当たり平均で2000円ほどですが、何度でも買う人もいるため、お1人当たりの単価はもっと高いと思います」(阪急阪神百貨店、宣伝広報部の藤田美穂子さん)